本総会は、新型コロナウイルス感染症の分類が、去る5月8日に季節性インフルエンザと同じ5類に引き下げられたこともあり、
2019年の総会以来4年振りに制限を付けずに行う総会となりました。
総会会場
戸張理事の司会により、茂木理事長から会員の逝去が披露され、物故者への黙祷を行い、次いで茂木理事長の開会の挨拶の後、
定款に則り理事長から議長に松田成哉常務理事を指名し、松田議長から書面による議決権行使や委任状を含め出席者数は総会開催の要件を満たしているとの報告がなされ、議事録署名人を議長のほか2名指名して開会しました。
茂木理事長
松田議長
議事経過の概要及び議決結果は、次のとおりです。
（1）議案第1号 令和4年度事業報告承認の件及び議案第2号 令和4年度活動計算書（収支決算）承認の件
森井総務財務組織委員長
森井総務財務組織委員長及び各委員会委員長から事業報告について第18回通常総会書類（以下、「原案」という。）に基づき説明され、次いで、森井総務財務組織委員長から活動計算書（収支決算）の原案に基づき説明された後、監事を代表して石渡監事より去る4月17日に監査を実施し、「会計監査については、会計帳簿及び関係書類をもとに監査を実施したところ、計算書類等が正確・適正であること、また、業務監査については理事会に出席して理事から業務報告を聞く等、必要な監査手続により業務執行が妥当であることを認める」旨の監査報告がなされた後、提案した議案に関する事前の書面による質問はなかったこと、議案承認に関連して議決権行使及び委任状による採決は会員の5割強となっていることも併せて報告され、議長から議案第1号及び第2号に関する件について諮られ、審議に入り、裁決を仰いだところ、全員異議なく原案を承認可決した。
（２）議案第3号 令和4年度事業計画承認の件及び議案第4号 令和4年度活動計算書（収支予算）承認の件
森井総務財務組織委員長及び各委員会委員長から事業計画について原案に基づき説明され、次いで、森井総務財務組織委員長から、活動
計算書（収支予算）の原案に基づき説明の後、提案した議案に関する事前の書面による質問はなかったこと、議案承認に関連して議決権
行使及び委任状による採決は会員の5割強となっていることも併せて報告され、議長から議案第3号及び第4号に関する件について諮られ、
審議に入り、裁決を仰いだところ、全員異議なく原案を承認可決した。
（3）議案第5号 理事及び監事の選任に関する件
理事候補者及び監事候補者選考委員会の神戸委員長から選考委員会の設置、委員の選任及び選考基準の見直しの経緯について説明され、候補者の選考について会務の活性化を図ることを念頭に選考し、合計20名の理事候補者、2名の監事候補者を選考して、本日推薦するに至ったとの報告がなされた。
なお、今回の新任理事は4名であることも併せて報告された。
以上の説明の後、議長から第5号議案について諮られ、審議に入り、裁決を仰いだところ、全員異議なく原案を承認可決した。
（4）議案第6号 理事長の選任に関する件
議長から、本件の取扱いは、定款第14条第2項の規定によれば、「理事長は、総会において、理事の中から選任する。」と規定されているが、本議案の取扱いについて議場に諮ったところ、意見が出されなかったため、議長提案として、第5号議案で承認された新理事による打合せ会議を開催して、理事長候補者を議場に推薦させていただいてよいかとの提案がなされ、審議したところ、これを承認した。
新理事の打合わせ会の結果について、松田議長から第6号議案について、新理事による打合せ会議を開催して協議したところ、満場一致で菊池理事を理事長に推薦することとしたとの提案がなされ、議場に諮ったところ、全員異議なくこれを承認可決した。
総会での審議を滞りなく終了した後、磯部副理事長の閉会挨拶が行われて、総会は終了しました。
総会終了後に第18回通常総会を記念して表彰式を開催しました。
≪会員表彰≫
表彰対象者は、表彰規程第2条第1項第二号に該当する者が2名で、今回で理事長を退任
される茂木 泰会員、同じく理事を退任される久下武男会員に表彰状を授与いたしました。
久下理事へ表彰状の授与
茂木理事長へ表彰状の授与
茂木理事長の挨拶
皆さん、おはようございます。 理事長の茂木でございます。
本日は大変お忙しい中、当協会の第18回通常総会にご出席いただきまして、誠にありがとうございます。先月、新型コロナウィルス感染症の分類が5類に移行したということもあって、今年は4年振りの平常開催での通常総会となります。
昨年度は、新型コロナウィルス感染症の拡大防止と社会経済活動の両立が進み、景気は緩やかな持ち直しの動きが続きましたが、ロシア・ウクライナ情勢が長期化する中、地政学リスクの顕在化や欧米の急速な利上げに伴う円安や資源価格の上昇等により、先行きの不透明な状況が続きました。
当協会においては、昨年度、人が集まる企画である法人会員を中心とした情報交換会を3年振りに開催するなど、協会運営も徐々に平常に戻りつつあります。また、コロナ禍を契機として始めたオンラインサービスを活用した活動も定着し、各委員会の頑張りもあって、後程各委員長から説明させていただきますが、各種の成果を得ることができました。
当協会独自の認定資格である不動産カウンセラー、不動産戦略アドバイザーの資格認定事業についても年度当初から行われ、12月には集合研修を実施し、3月には新たに8名の不動産戦略アドバイザーが誕生しました。また、昨年度は会としての財政の健全化が一層進み、事業収支も久し振りの黒字になりました。
ただ、会員の高齢化は進んでおり、会員の若返りは喫緊の課題となっています。今日の議案第5号において、役員の選任議案が上程されていますが、役員の若返りと一層の充実を図るものとなっています。
多様な不動産の専門家が集まる当協会の全国ネットワークは、他の業界組織には見られない貴重な財産であり、当協会はまだまだ多くの可能性を秘めた組織であると思います。今回、私は退任させていただきますが、新たな役員体制のもと、当協会の今後の展開に向けての新たな取り組みが一層進むことを期待したいと思います。
それでは、総会議案についての十分なご審議をお願いして、私の挨拶とさせていただきます。
