2021/11/10
マレーシア大会ホームページより転載
第30回汎太平洋不動産鑑定士・カウンセラー会議開催報告
磯部 裕幸
副理事長
不動産カウンセラー、不動産鑑定士
CRE(USA)、FRICS(UK)
今回の会議は、当初2020年10月5日から10月7日までの予定でマレーシアのクアラルンプールで開催される予定でしたが、コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大により2回の開催延期を経て、去る10月4日、5日に同会議として史上初となるVirtual形式で開催されました。
初めての試みでしたが、主催者であるマレーシア評価人協会(RISM)の周到な準備のおかげで、違和感なく成功裡に終了いたしました。
会議開催前に各団体の団長から団体の紹介の動画が流され、当会は磯部(今大会団長を務めました)がパンフレットを紹介した動画を配信しました。
また磯部は、開催2日目の「Governance & Technology (Big Data for Valuations)」で司会進行を行いました。
全体では、8セッション32人のスピーカーが登壇しましたが、それぞれの発表も非常に興味深くかつ意欲的なものでした。特筆すべきは、多くの発表者が若い実務家や研究者で、テクノロジーの評価実務への具体的な適用に関する内容だったことです。おそらく彼らは、出身国でこれからの評価業界を担っていく人達だろうと思われました。
閉会式では、参加団体の団長の挨拶、次回開催国台湾へ大会旗の引継ぎもVirtualで行われましたが、滞りなく完了しました。その後台湾の紹介動画が流れ、台湾の団長から次回開催時への招待のメッセージも流されました。
Virtualとはいえ、臨場感のあるとても印象深い会議となり、今後の国内での会議運営にも参考になる会議でした。
【大会の概要】
メインテーマ
Digital Disruption: Digital Economy & Real Estate Industry
デジタル時代の創造的破壊(デジタル・ディスラプション):デジタル経済と不動産業界
会議開催の概要
10月4日(月)プレナリーセッションと3つの分科会
【テーマ】
プレナリーセッション
TOWARDS DIGITAL PLATFORMS
3つの分科会
1.ProfessionalProfessional Services (Recognising Intangible Values)
2.Professional Services (Non-Traditional Funding)
3.Professional Services (Alternative Valuation Approaches)
10月5日(火)プレナリーセッションと3つの分科会
【テーマ】
プレナリーセッション
ADOPTING STANDARDS FOR QUALITY
3つの分科会
1. Governance & Technology (Best Practices)
2. Governance & Technology (Big Data for Valuations)
3. Governance & Technology (Specialised Property Valuations)