JARECは不動産の専門家「不動産カウンセラー」「不動産戦略アドバイザー」を育成する、NPO法人です。

ENGLISH
2022 01/06
行事
JAREC年末放談会視聴報告

令和4年1月4日
福 田 勝 法

 令和3年12月17日(金)午後6時30分から、昨年に引き続きZOOMオンラインで年末放談会が開催された。

「放談会」と銘打った催しなので、何人かの登壇者が一つのテーマに対し、発言されなんとなく終わるというイメージで参加したが、さすが、不動産に係わるカウンセリングの専門家集団で、もてるノウハウ、貴重な情報を紹介、報告して頂き、結果は多くの学びと刺激を頂いた。

昨年は、残念ながら既に予定が有り、参加できなかったことが改めて悔やまれる。
一言で言うと、諸般の事情で参加が出来なかった、会員諸氏に次回は是非万難を排し、ご参加をお勧めしたい。
村木信爾CRE・PRE 戦略 マネジメント委員会委員長の進行で、委員長を含め、6人の会員から業務紹介、CREに関する活動、近況報告がなされた。

全ての会員の活動等の内容をご報告すべきだが、佐賀という過疎地の多い地方在住で、喫緊の課題であり、一昨年来取り組んでいる、空き家問題に関し、業務紹介をされた石田信治さんにリスペクトし、報告をしたい。

先ずは石田信治さんの事。創業45周年の社歴を誇る、(株)岡山不動産鑑定事務所の石田正美先生のご子息で、コンサル部長として活躍され、令和3年10月20日めでたく入会(親子間で初の交代入会)されました。

「空き家問題とその相談・処理体制について」と題し、業務報告をされた。小生も、令和2年5月コロナの第三波下で、上京を含めリアルな出張が皆無となり、移動時間等々の必要が無くなり、たまたま、HPで目にした、令和2年度 国土交通省「地域の空き家等の利活用等に関するモデル事業」実施者の募集に応募し、指定の様式で事業計画・実現性を立案、協力人脈の整理や業者への見積発注等を行ない応募したが、敢え無く不採択の苦い経験があり、何事も、継続と無償の日常活動の必要性を痛感した。

ご報告によれば、なんと空き家問題・事業には6年半前から取り組まれ、国交省のモデル事業にも継続採択され、着々と実績を積み上げられているとの事。

この間、県内の市町村からの要請で、独自の無料相談会を継続され、その実績により地元岡山市以外の遠隔地の市町からも、新たな無料相談会開催や空き家問題の業務を受託され、無償に近い社会貢献活動を継続されている。

前述した、国土交通省の「地域の空き家等の利活用等に関するモデル事業」の採択要件の中にも、行政との関わり、特に共同で事業を行なった実績を記入する欄があるが、改めて積極的な行政との接触の必要性を感じた次第である。

何れにしろ、ここで触れなかった5名の登壇者の皆様のご報告も、不動産の事で悩む一般市民・民間企業・自治体等の皆様の問題解決に向け、その専門知識を駆使し、最善の解を提案し、社会の利益に寄与する不動産カウンセラーとして、間口を広げ、研鑽するための多くのヒントを頂いたことに心から敬意と感謝を申し上げたい。

 

 

JAREC facebookページへ
ページトップへ