2022/12/26
vol.21
第1回オルタナティブデータの不動産活用に関する研究会の開催報告
竹田 賢治
不動産戦略アドバイザー
日鉄興和不動産株式会社
日時:2022年12月12日(月)
場所:WEB(Teams)開催
参加者:5名
(議題)
〇日本オルタナティブデータ推進協議会(以降、JADAAという)について
・JARECとして、JADAA参画の報告 〔別添資料①参照〕
・JADAAのメンバーによる不動産等の連携事例の共有 〔別添資料②参照〕
〇参考として、不動産テック研究会の資料を共有
・不動産テック研究会の活動報告(リポート) [別添資料③参照]
・不動産テックカオスマップ(含む用語定義) [別添資料④参照]
・不動産クラウドファンディングカオスマップ [別添資料⑤参照]
1.本研究会における研究内容・方法について
・昨今、耳にすることが増えた「オルタナティブデータ」について、不動産との関係性や有効活用の可能性等につい
て、不動産に携わるメンバー(※)にてFreeディスカッションを行う(4半期に1度程度のペースにて)。
(※)JARECと交流のある方が多いがそれに限定されない
・不動産業界に関係する方々の様々な視点から、その価値判定や最有効利用の方法、開発における利用やその効用
など、これまでに統計的に取られていなかったデータ(所謂、オルタナティブデータの一側面)の関与が想定される
ものをリストアップし研究題材とする方法で、議論の題材を上げて行くことから始める。
・オルタナティブデータ推進協議会で捉えることのできているデータの種類・特性等について情報を収集する。
・不動産を視る観点(不動産テック、不動産鑑定士協会、デベロッパー、マーケット分析等)から、対象となるオルタ
ナティブデータが活用・参考に出来るのではないか?
また、このようなオルタナティブデータがあれば、この分野で活用できるのではないか?といった不動産業界ニーズ
の側面からのアプローチも行っていきたい。
・研究会でのディスカッション内容については【メモランダム】の様に形式に囚われず記録。
今後、展開可能なものを作成し、JAREC内での展開や、JADAAへの研究発表(有効活用への問いかけ)を
行うこととしたい。
2.本日、取り上げられた「オルタナティブデータ」リスト
・人流データ ・衛星データ(光量など)
・電話発信データ ・クレジットカード利用データ
・天候データ(太陽、気温、雨、風、雪など) ・自然災害の記録データ
・各種アンケートデータ(街の機能に関係するもの) ・Maas関連データ
オルタナティブデータではないがWEB上での公開情報化が望ましいもの
・ハザードデータ ・地歴データ(含む等高線など)
・地質データ(含む土壌汚染)
当該リストをJADAAに展開することで、各研究機関やデータ保有会社等とのミーティング機会が
創出される可能性があり、その際は本研究会メンバーに参集をお願いする。
《連絡事項》
2023年1月31日にJADAAによる大型オンサイトイベントの案内があります。
参加希望の方は事務局までご連絡ください。 ※希望者多数の際には抽選とさせて頂きます。
jimukyoku@jarec.jp